シンガポールへの入国はこんなにスムーズ|入国体験レポート【2022年5月】
「ワクチンを2回以上接種した渡航者」に対して、2022年4月1日から制限措置を解除したシンガポール。
おかげで日本・シンガポール間の渡航へのハードルが下がり、たくさんの方が日本から渡航してきています。私自身も、2022年3月中旬から約2ヶ月、2年ぶりに日本に一時帰国してきました。
そこで今回は、日本からシンガポールへの入国がどんな手順で、どれほどスムーズだったかを、2022年5月に日本に一時帰国していた際の体験談をもとにご紹介します。
このブログで、日本からシンガポールへの出張や旅行を予定している方に「こんなに簡単に渡航できるのか!」と感じてもらえたら嬉しいです。
私自身は、シンガポールのEPビザ(Employee Pass)を所有していますが、ビザを持っていない方も流れは基本的に同じなので、ぜひ参考にしてください。
【インタビュアー:池田 恩(Vivid Creations)】
栃木県出身。 幼少期から茶道や書道、陶芸などの日本文化に触れ、大学卒業後は飲食業界の営業・コンサルティング等に従事。その後、米国で飲食業界に勤務し、世界各国から訪問するゲスト対応を通じて宗教やアレルギー、ライフスタイルの違いによる食の多様性を学ぶ。Vivid Creationsの食関連事業では商談会・物流支援・商品の海外進出サポートを担当。
シンガポール入国時の「隔離措置なし」で渡航解禁ムードに
シンガポール政府は「ワクチンを2回以上接種した渡航者」に対して、2022年4月1日から制限措置を解除しています。
解除以前はビザ保有者を除き、日本からの入国は制限されていましたが、規制緩和によって短期出張者や観光目的での渡航ができるようになりました。
実際に私がシンガポールのチャンギ空港に到着したとき、ゲートではたくさんの方が到着する人たちを出迎え待ちをしていました。

また、高級ショッピングモール街のオーチャード地区へ5月中旬に行ってみると、明らかに人手が多くなり、催事なども至るところで行われていました。旅行できている方も増えてる印象です。

弊社のスタッフも、シンガポールからさまざまな国へ渡航制限が緩和されたことを受け、オーストラリア、イギリス、シンガポール、日本と、それぞれ思い思いの場所で業務をしていました。
シンガポールからの海外渡航がついに解禁となったことを痛感しています。
シンガポール入国にあたって必要な準備
2022年5月14日まで適用となっている発表では、シンガポールへ入国するには
- ワクチンの接種を2回終えていること
- 2回目の接種から2週間経過していること
以上2つの条件をクリアしていなければなりません。
条件をクリアした方は、以下のようなステップを踏めば入国ができます。
以下、参考にしてください。
【注意】情報は日々更新される可能性もあるので、必ずリンク先の最新の情報をご自身でご確認ください。
(1)必要な準備物の確認
ワクチンを接種しているのか否か、何回接種しているのかなどの状況によって、必要な準備物と手続きが異なります。
以下に、5月14日まで適用となる内容をご紹介します。参考にしていただき、渡航される際にはご自身で最新の情報を在シンガポール日本国大使館のホームページでご確認のうえ、対応するようにしてください。
■ ワクチンを2回以上接種した方の場合
日本出発前のPCR検査(陰性証明書の提示)は不要で、到着後の検査もありません。
必ず用意する必要があるものは「ワクチン接種証明」です。
私はシンガポールでワクチンを3回接種しているので、以下の写真のような「ワクチン接種証明」を準備しました。
実際の入国時は「ワクチン接種証明」が電子化された「QRコード」を取得していたので、QRコードを航空会社から送られてきたメールの指示に従ってオンラインで提出してから入国手続きに進みました。
結果、手続きではパスポートのみを提示し、印刷した「ワクチン接種証明」を提示することなく入国することができました。
一方で、同時期に帰国した同僚は、「ワクチン接種証明」の書類の提示を求められたそうなので、念のため手持ちで印刷をしておくと安心です。

VISAを保有していない方も、私のように渡航前に「ワクチン接種証明」を事前に提出しておくことを促すメールが届くはずです。
以下のようなところから受け取るメールや情報はしっかり確認しましょう。
- 在シンガポール日本国大使館
- 外務省(渡航情報)
- 厚生労働省
- 予約した航空会社(案内メール)
受け取る情報が英語で不安な方は、DeepLなどの翻訳サイトを使えば簡単に内容が理解できます。
事前に提出していたおかげで、私の場合はシンガポール入国後の検査が免除され、荷物のピックアップを含めて40分後には隔離なしでそのままタクシーにのることができました。
その後もすぐに外食できたので、本当にストレスフリーでした!

空港からタクシーを手配しているアプリ画面。いつもと変わりませんでした。
■ ワクチン未接種・2回以上接種していない方の場合
出発48時間前以内に検査をした結果の陰性証明書が必要となります。
検査後、陰性証明書は印刷しておくのがおすすめです。
(2)「ワクチン接種証明」の準備
ワクチン接種済みの方がシンガポールへ入国する場合は、入国前に登録が必要となる「SG Arrival Card」の提出時に、「ワクチン接種証明」を提出することが求められます。
「ワクチン接種証明」の発行は、厚生労働省のホームページで確認できるので、内容をご確認の上、ご手配ください。
【出典】厚生労働省, 新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書(接種証明書)について
(3)「SG Arrival Card」の登録
シンガポールへの入国には「SG Arrival Card」というオンラインサービスから、出入国に関する情報を事前に提出することが求められます。
【出典】Government of Singapore, Immigration & Checkpoints Authority
「SG Arrival Card」の利用は無料で、シンガポールに入国する日の3日前からオンラインで提出することができます。
情報はすべて英語で記入します。また「SG Arrival Card」はビザではありません。
シンガポールのビザを所有していない方が「SG Arrival Card」を登録する際に必要な情報は
- パスポート情報
- 連絡先情報
- 旅行情報
- シンガポールでの宿泊先情報(該当する場合)
個人で渡航する際の登録手順は、
- トップページの右にある「Foreign Visitors」を選択
- 一番左の「Indivisual Submission」を選択
- 必要な情報を入力する
【出典】Government of Singapore, Immigration & Checkpoints Authority, Individual Submission, Last updated 17 March 2021
■「SG Arrival Card」の注意点
登録時に「ワクチン接種証明」を登録する際は、在シンガポール日本国大使館のホームページに記載があるように、QRコードのスクリーンショットを登録するようにしましょう。
SG Arrival Cardへの登録に日本のワクチン接種証明を利用される場合は、なるべく「新型コロナウイルスワクチン接種証明書アプリ」で表示されるQRコード(ICAO VDS-NC)のスクリーンショットを登録してください。
【出典】在シンガポール日本国大使館ホームページ
QRコードの事前提出が功を奏してか、私自身は日本から出国して、チャンギ空港で入国手続きをする際には、パスポート以外の書類提示は何も要求されませんでした。
一方で、「SG Arrival Card」を提出した後の証明書は、万が一提出を求められた場合でも対応できるように、印刷しておくようにしましょう。
提示しなければいけない時に携帯の充電が切れたり、ネットが使えなかったりなども考えられるので、印刷して持参するのがおすすめです。
シンガポール入国にあたって気をつけるべきポイント
ワクチン接種状況に関わらず、入国手順は大きくわけて「必要な物を確認・準備すること」と「SG Arrival Cardを提出すること」の2つですが、その他気をつけるべきポイントがあります。
以下のようなポイントなので、参考にしてください。
■ パスポートの有効期限
日本国籍の方は、観光やビジネス目的で入国する場合、ビザの申請は必要ありません。
但し、パスポートの残存有効期間は、シンガポール入国時から最低6ヶ月の有効期間が必要です。
有効期限を忘れずにチェックしましょう。
■ チケット会社からの連絡
航空会社で航空券を手配した後、最新情報に関して航空会社から連絡があるケースがほとんどです。
オンラインで手配した場合はメールが送られてきていることがあるので、記載された注意事項を必ずチェックしておきましょう。

【おまけ】シンガポールから日本への帰国はこんな感じ
在シンガポール日本国大使館の情報(5月2日時点)によると、以下の3つの点について指定があります。
状況は変わる可能性があるので、渡航前には必ずご自身でご確認ください。
【出典】在シンガポール日本国大使館WEBサイト
(1)シンガポール出国前の「陰性証明」の手配
- 日本に入国する際は「シンガポール出国前 72 時間以内の検査証明」を提出すること
- シンガポール政府が定めるクリニックで出国前に検査を行うこと
- 検査後は、クリニックで交付される「digital PDT certificate(「Memo on XXXX Result」)」を印刷し、入国時に持参すること
なお、「ART(Antigen Rapid Test)」と呼ばれる検査は「抗原定性検査」なので、日本への渡航時に認められないため、必ず「RT-PCR検査」を受けなければなりません。
シンガポール政府が定めているクリニックを以下のマップから探し、電話でアポイントをとり、必要な検査を受ける手配をしましょう。
【出典】Government of Singapore Ministry of Health, LIST OF MOH-APPROVED COVID-19 TEST PROVIDERS, For Polymerase Chain Reaction Test (PCR) Providers
(2)「ワクチン接種証明」の提示
ワクチンを3回接種している方は「ワクチン接種証明」を検疫で提出することで、日本入国後の自宅待機が免除されます。
ワクチンを3回接種していない場合は、原則「7日間の自宅等待機」が求められます。入国後3日目以降に、自己負担で「自主検査」を受け、陰性の結果を「入国者健康確認センター」に提出し、確認が完了した場合は、その後の自宅等待機は不要となります。
入国者向けに、自主検査を受けられる施設や方法が探せるウェブサイトがあるので、詳しくはこちらをご参照ください。
【出典】 厚生労働省, 入国者の待機緩和向け自費検査機関の検索
(3)入国6時間前から検疫手続きができる「ファストトラック」
成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港から日本に入国する場合は、入国6時間前から申請して検疫手続きができる「ファストトラック」を利用できます。
「ファストトラック」は、入国者健康居所確認アプリ(MySOS)をスマートフォンにダウンロードし、入国時に提出が必要な情報や「ワクチン接種証明」を事前に登録するシステムです。
これにより検疫手続きを簡易に済ませることができます。
【出典】厚生労働省・入国者健康確認センター, ファストトラック
私も3月中旬に日本へ一時帰国した際、ファストトラックを利用しました。
羽田空港へ到着し「MySOS」の画面を見せると各種証明を簡単に進めることができ、唾液検査を含めて入国までにかかった時間は1時間ほどでした。
一方で、空港によっては3〜4時間かかるケースもあるようなので、時間には余裕を持っておくことをおすすめします。
詳細は厚生労働省・入国者健康確認センターから、専用のホームページをご確認ください。
【出典】厚生労働省・入国者健康確認センター, ファストトラック
(4)入国者健康確認センターによるフォローアップ
入国後は「入国者健康居所確認アプリ(MySOS)」を経由して、入国者健康確認センターからのフォローアップを受けます。
細かい手順や実施する内容などは、専用のウェブサイトにまとめられているので、参考にしてください。
【出典】厚生労働省・入国者健康確認センターWebサイト
さいごに
一時期は、日本国内でのPCR検査が2万円以上かかり、シンガポールでの隔離措置も厳しかったことから、日本・シンガポール間の往来はなかなか難しい状況でした。
2022年5月現在は手続きが簡素化されており、私自身も日本からシンガポールへ入国する際、チャンギ空港での待ち時間もほぼなくスムーズに出国することができ、とても感動しました!
繰り返しになりますが、このブログは「2022年5月時点」の状況で、私個人が体験した内容をもとにご紹介させていただいています。
ぜひシンガポールにお越しの際は、在シンガポール日本国大使館などのホームページの情報を再度ご確認の上、ご準備してください。









