シンガポール市場で売上に直結するTikTokライブコマースの特徴

TikTokライブコマースのイメージ
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世界的に広まっているSNSのライブ配信とネット販売を掛け算した販売手法「ライブコマース」。

シンガポールではTikTokのライブコマースが購買に直結するSNSとして主に利用されており、特に美容系などの「実演」に価値がある商品は購入者が爆増する傾向があります。

その理由は、TikTokにはInstagramと違ってライブ中に直接購入できる機能があるから。またライブコマースを日常的に使う層も広がってきていることが後押しにもなっています。

そこで今回の記事では、シンガポール市場で実施されているTikTokライブコマースの特徴についてご紹介します。

これからシンガポール市場に向けてSNSを活用した施策を行いたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

なぜ今「TikTokライブコマース」なのか?

TikTokにはライブコマース中に直接紹介している商品を購入できる機能があるため、「実際に売り上げが立つSNSプラットフォーム」としてはダントツに勢いづいています。

数字でも確実にその傾向は見られ、以下のようなデータがあります。

TIkTokユーザーのイメージ

PRしている商品の購入リンクを挿入して実演できるTikTokライブコマースは、まさに「ジャパネット式」に通じる、視聴者の目を引く実演やエンタメ要素と瞬時の購入導線を組み合わせたライブ配信型コマースです。

Instagramライブには視聴者がその場で購入できる機能が存在しないので、現在ではTikTokだけが発見から購入まで一貫して完結させられるソーシャルコマースプラットフォームとなっています。

シンガポール市場向けにライブコマースを実施したい企業にとっては、「実演が映える」「その場で購入できる」「初期投資が比較的低め」というTikTokライブコマースはとてもおすすめです。

以下にはシンガポール市場で成功しているライブコマースの特徴を、事例とともにご紹介するので、ぜひ実施を検討する際の参考にしてみてください。

【事例1】人懐っこいトークと演出で盛り上げる

ライブコマースはトークと演出がいかに視聴者の心を掴み、購買意欲を掻き立てるかというポイントが売り上げを左右するというのは万国共通のポイント。

それなのに単に有名なビューティー・ライフスタイル系のKOLを起用し、美容ブランドのプロモーションキャンペーンを行っている事例が目立つのが現状です。

このような考え方で「TikTokライブコマース」をただのインフルエンサーに依頼しても無駄に終わる可能性が高いので気をつけましょう。

なぜならTikTokライブコーマスで売上を立てるには、セールストークと演出がどちらも上手なインフルエンサーでないと成果を出すのは非常に困難だからです。

@nicolechangmin」は、まさにそんなセールストークと演出の両方に長けたKOLの一人。フォロワー数7万人を越える、美容に特化したインフルエンサーで、弊社でもお仕事を依頼させていただいたことがあります。

nicolechangminTikTok

【出典】@nicolechangminのTikTok

彼女は自分で新しい化粧品を試して、その使用感を見せるライブを主に行なっており、常連ファンに話しかけて場を盛り上げています。

販売するプロモーションがある場合はいつも何度も「この商品はあとXX個しかないよ!」と催促して、売り切れたら完売を知らせるベルを鳴らす演出をしています。

もうなくなっちゃうかもしれないという焦りや購買欲を掻き立てるのがとても上手で、ただのKOLじゃなくてセールスマンだなと感心するほどです。

先日は自分が手がけているアイシャドウとリップを実演していて、商品を開封するところから使用するまで細かくTikTokライブでレビューしていました。

例えばリップの紹介をする際、「メンソールみたいにスースーする」「私は個人的にこの色を推している」などの臨場感や、このライブ限定でしか聞けない情報満載のライブコマースをしていて、レポーター顔負けのトーク力が本当にすごい。

この日も紹介していた商品がライブコマース中に売り切れとなり、名物の鐘が鳴らされていました。

TikTokライブ中の様子

【出典】@nicolechangminのTiktokライブの様子

また、某エステブランドでは、TikTokライブで自社の施術サービスを様子をライブ配信してました。

正直こんなTikTokライブはこれまで見たことがなかったので、いち視聴者としてとても驚きました。

エステ中の様子をTikTokライブしていた様子

【出典】cherylenekiaraのTikTokライブの様子

このライブコマースで販売されていたのは、このエステサロンで受けられる、新規のお客様限定の70分間の施術コース。

約1万円(S$95.00)と決して安くはないお値段だったのですが、思わずクリックしたくなるぐらい斬新なライブコマースでした。

【事例2】親近感があるライバーを選ぶ

もうひとつ、シンガポール市場向けにTikTokライブコマースをする際には、プレゼンター(ライバー)が親近感を持った空気感を提供できるかも大変重要なポイントです。

当たり前なことのように聞こえますが、特にシンガポールではライブ中に視聴者が気軽にコメントを投稿し、名前を呼ばれ、会話に参加する「人懐っこい友達感覚のやりとり」が好まれる傾向が高いのです。

プレゼンターとなる人気のTikTokライバーやKOLは、ライブが始まると常連のファンに対して「ハロー!〇〇さん」「また来てくれてありがとう!」など、視聴者の名前を呼びかけ、まるで友達と話しているような空気感が漂っています。

例えば美容系インフルエンサーの「@wordweed」もそのひとり。雑談のような自然体の語りで視聴者とやりとりしながら商品の魅力を伝え、コメント欄に寄せられる質問にもリアルタイムで対応しています。

こうした双方向の会話が、信頼や共感を生み、商品への理解と購買意欲を加速させているようにも感じます。

wordweedのTikTokライブの様子

【出典】@wordweed のTikTokライブの様子

このような「友達感覚」の接点は、広告やSNS投稿では届けられないライブならではの演出です。

シンガポール市場の「人懐っこいコミュニケーション」が重視される傾向は、TikTokライブコマースと相性が良いのです。

最後に

TikTokライブコマースに興味があるけど、どうやってライブコマースを始めればいいのか不安な方は、以下のブログを参考にしてみてください。

以前弊社が実施した「Facebookライブコマース」についてご紹介している内容なのですが、準備すべき点などの一通りの流れはTikTokでのライブコマースと違いはないので、参考になるはずです。

日本食がシンガポールで10秒で完売!最強の販路開拓手法「ライブコマース」成功のコツ【完全ガイド】

ライブコマースの様子

本ブログが少しでも日本企業のシンガポール市場進出への一助になれたら嬉しいです。