【シンガポール移住生活情報】ゴミ処理事情について

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みなさん、こんにちは。
Vivid Creationsのインターンシップ生、Miaです。

ここ最近、【シンガポール移住生活情報】と題して、税制やサブカルチャー等、様々な視点でシンガポールをご紹介してきました。

私は大学院で環境やエネルギーを専門に学び、環境問題に関心が高いので、今回はシンガポールのごみ処理問題についてご紹介したいと思います。

どのような処理をしているのか、みなさんご存知ですか?
(シンガポールへ移住予定の方、ぜひご覧ください!)

シンガポールのゴミの量ってどれくらいなんだろう?

シンガポールは東京都と同じくらいの大きさの土地、とよく紹介されますが、
ずばり、ゴミの排出量に関しては、東京都は年々減少、シンガポールは増加傾向にあります。

しかも、調査してみたところ、1人あたりの年間排出量は、シンガポールの方が多い…!!

  • 東京: 0.36トン *1
  • シンガポール: 0.55トン *2

少し脱線しますが、シンガポールではゴミをポイ捨てすると罰金が科されるというのは有名ですよね。

そのほかにも、シンガポール政府が「リサイクル」という概念の普及を進めてていたり、市民レベルでは掲示板上で不用品のやり取りするコミュニティもありったり…。(日本でいうジモティーのようなもの)

 

日本人向けの掲示板、あらゆるジャンルの情報あり
現地人向け全ジャンルの掲示板、「無料であげます」という情報もあり

 

ですが、実は生活レベルでは、あまりゴミ問題に対して関心がない様子…。

  • 処理代を払っているのだからそのまま捨ててもいいでしょ?
  • それを仕事としている人がなんとかするんでしょ?
  • 自分の家の中や町がきれいであればいいでしょ?

というような雰囲気。。。

 

個人的には、このような無関心さが、ごみ排出量に大きく影響していると感じています。

ちなみに、下の写真は先日街中で見つけたゴミ箱。
分別仕様にはなっているが、実際きちんと分別する意識が市民の間であるのかは疑問…。

では、みなさんお家に帰った後、どのようにゴミを処理しているのでしょうか?


*1 参照:東京都環境局

家庭からのゴミの捨て方はどうするの?

1989年以前の建物には、各家庭に「ダストシュート」というゴミを投下する”穴”があります。

そこに、ゴミを袋に入れることもなく、分別することもなく、そのまま入れることがほとんど…。

1989年以降は、コンドミニアムのような建物の場合は、各階に共用のダストシュートを設けるようになりましたが、根本的な処理方法は変わらないようです。

 

ある日、シンガポーリアンの同僚に

「ダストシュートから瓶とか捨てても大丈夫なの?重いし危なくない?割れると回収しにくくない?」

と聞いたところ、

「大丈夫大丈夫、そんなもんだから~」

と言われました。
(あまり深くゴミ問題について考えることがないのかな…。)

 

ダストシュートに集められたゴミどうなるかというと、その後は収集車によって分別工場に輸送され、焼却されます。

焼却後の灰は燃もえないごみと合わせて、セマカウ島というシンガポール北西部沖合30kmにある埋め立て地へ運ばれ、処理されます。

しかしながらこの埋め立て地の建設が原因となり、島の沿岸のマングローブ林が失われたとのこと…!

セマカウ島埋め立て地の利用は、2035年までの予定。

シンガポールのゴミ処理問題は、喫緊の課題と考えられます。

ゴミ収集後はある程度人の手で分別されます。いろんなゴミが混ざっていますね…。

 


参考:資源・リサイクル促進センター http://www.cjc.or.jp/j-school/c/c-8-12.html


 

そんなゴミ問題に立ち向かうスタートアップに注目!

 シンガポール政府が主体となりリサイクルに関する普及活動もすすんでおり、2000年過ぎから学校教育で3R(リユース、リデュース、リサイクル)が取り入れられています。*3

そのような政府主体の動きに加えて、ゴミ問題に立ち向かうスタートアップも誕生し、リサイクルに関するさまざまな最新技術が開発されているそうです。

記事に紹介されていた取り組みをざっくりご紹介します。
  • 可燃ごみの80%をリサイクル可能にする薬品
  • プラスチックをカーボンナノチューブに変換する技術
  • ゴミの発生量を可視化することで削減意識を促進し、年2~4%の削減に成功

特にゴミの発生量を可視化する取り組みは、飲食店や家庭、公共施設にも導入できる技術になると考えられるので、実用化されたら大変おもしろいですね!

日常的にゴミの排出量が目に見えたら、シンガポールの一般市民の意識も変わるでしょう。

また、日本の島嶼地域なども同じようにゴミ処理の問題は抱えているので、将来的にシンガポールの技術が日本の地域に輸入されるかもしれません…!

 


*3 参考:自治体国際化協会 シンガポールにおける近年の廃棄物減量とリサイクルに向けた取組


以上、シンガポールのごみ処理事情について、いかがでしたでしょうか?

これからも日々、技術発展が進んでいくと思うので、一般市民の生活が変わるほどの大きなムーブメントになる日が待ち遠しいですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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