シンガポール出張でコワーキングスペースを使うべき理由|「One&Co」独占インタビュー

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シンガポールへの市場進出する際は「賃貸オフィス・レンタルオフィスより、コワーキングスペースを活用する方がおすすめ」と前回のブログでご紹介しましたが、実はシンガポール出張する際にも、コワーキングスペースはとても利用価値があります

なぜなら、コワーキングスペースではネットワーキングイベントが活発に開催されているため、より効率よく現地のネットワークが得やすい環境になっているからです。

たとえば、シンガポールにある日系のコワーキングスペース「One&Coでは、利用者同士のネットワーキングも盛んで、日本語でのサポートも受けれるのでおすすめです。

加えて「One&Co」を手掛ける伊藤隆彦さんは、シンガポール市場で人と人を繋ぐプロフェッショナル。「One&Co」の利用者を様々な事業者とマッチングさせることに、熱い思いを持って取り組まれています。

今回は、伊藤さんへの独占インタビューし、「One&Co」で得られる繋がりや、実際にどのような企業や利用者がマッチングしやすいのかなどを伺い、コーワキングスペースを利用すべき理由を具体的にご紹介しています。

シンガポール出張のご予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

「One&Co」は海外ビジネスを加速させる、触媒のような場所

日本からシンガポールに来て活動する様々な利用者をお繋ぎしている伊藤さん。

One&Co」について全く知らない日系企業の方に、どのようにご紹介していますか?

 

まず、シンガポールでビジネスをされる日系企業の方が、業務プロセスや人材の在り方など、日本と同じビジネスモデルでは立ち行かない日常と向き合っている姿をよく見聞きします。

なぜなら、シンガポールや東南アジアで1つのプロジェクトを実現しようとすると、行政機関やパートナー企業、テクノロジーなど、関連する団体や分野はとても多様で、全体像が見えにくいからです。また、日本とは異なるスピードで広がり変化していることも日本と同じやり方では通用しない理由のひとつです。

そこで「One&Co」は、東南アジアビジネスの成長という同じ目標を持つビジネスマン同士を様々な文脈でお繋ぎし、あたらしい価値との巡り合いや連鎖反応が生まれる触媒となることを目指しています。

 

弊社でもご支援する際に、ビジネスの担当者が意識して行動できる「意思決定のスピード感」や現地の関係者との「対話力」について両国の違いをよく感じる場面があり、以前ブログでもご紹介させていただきました。

日本でやっていた通りにいかないからこそ、利用者にとって「One&Co」のような現地のプレイヤーとつながれる場があることは非常に心強いですよね。

 

自社だけではなかなか成し得ないことでも、他者との連携によって実現の可能性は広がっていくものです。

そのため「One&Co」は単に空間をシェアする場としてだけではなく、ナレッジやリソースなどもできる限り利用者同士でシェアしていく(シェアしていただく)ことで、ビジネスを加速させる唯一無二なプラットホームでありたいと考えています。

よくある多拠点型コーワーキングとは異なる、模倣ではない、みんなの居場所になればと願っています。

「One&Co」の入口の様子。右手のカウンターで受付をします。利用に際し予約は不要です。

傾聴することで繋がる可能性を見出す

どのような方が実際に「One&Co」を利用しているのでしょうか?

また、現地でネットワークを繋ぎやすい利用者はどんな方ですか?

 

シンガポールに来てチャレンジしようとする方がいらっしゃるからこそなのかもしれませんが、お話を聞けば聞くほどワクワクと学びの連続になるような方が多いです。

聞いてる途中から、どんどん繋げたい人のことが頭に浮かび、繋げるためのいくつかの文脈や、その後の展望みたいなことまで考えが巡り始めます。

なので、できるだけオープンで、カジュアルに日毎お話しさせて頂ける方だとご紹介先も見当がつきやすいのでうれしいとお伝えしています。

 

お話を伺ってから、どんなふうに繋げる先を考えていますか?

 

 

プロセスを具体的に説明することは難しいのですが、例えば、「マネタイズの期間(短期→中長期→未来)」を横軸として、「事業の親和性(高い→低い→不明)」を縦軸とし、お聞きした内容を頭の中で整理していくことがあります。

もちろんマネタイズは重要ですし、親和性の高いマッチングは重要です。

一方で、その時点ではマネタイズタイミングが見えず、且つ親和性が不明だったとしても、あらたな可能性が生まれるようなマッチングにも大きな価値があると信じています。

なので、先ほどのようなマッピングに関わらず、とにかく「One&Co」をご利用いただいている方は端から端まで全ての人に対して常にアンテナを張り、マッチングの可能性を見出せるように心がけています。

だからこそ、できるだけ多くの人に出会い、時間を作り、お話を伺いたいと思っています。

「One&Co」で生まれた共創事例|世界初の越境ドローントリップ

例えばコロナ禍中「One&Co」の利用者が「国外のドローンを遠隔操作で飛ばすことに成功した」と仰っていて。

その時はさらっと話が終わってしまったのですが、なんとなく気になったので、改めて深堀りしていった結果、後日新たなビジネスモデルが生まれたこともありました。

このときにお繋ぎしたお相手は、Vivid Creationsさんだったんですよね。笑

 

その節は大変お世話になりました。笑

2021年に静岡県とシンガポールを中継でつなぐバーチャルトリップをご支援させていただき、この時に協働させていただいたRed Dot Drone Pte Ltdは「One&Co」の利用者。

このご縁が繋がったおかげで、本バーチャルトリップではシンガポールの会場(One&Co)に集った参加者が、静岡県の会場にあるドローンを、シンガポールから遠隔でドローン操縦するという世界初の体験を実施することができました。

詳細は以下の記事にまとめているので、参考にしてみてください。

「コロナ時代の観光」世界初のバーチャルドローントリップを企画!シンガポールからドローンを遠隔操作して静岡県をPR

開放感あるラウンジスペースで、様々なミートアップを開催

One&Co」では交流会も盛んに行われていますが、実際どのような感じなのでしょうか?

 

 

交流会は「ミートアップ」と言い、セミナーのような型にはまった集まりではなく、共通の目的を持ちつつも、ラフな感じで集い交流するイベントのようなものです。

ケータリングやアルコールを交えながらカジュアルに開催することもありますし、ゲストを招いて勉強会形式で展開することもあり、時には100名規模のミートアップも開催しています。

参加される皆さんは、いつもの場所で、日頃話せないような雑談をゆっくりすることや、シンガポールビジネスの相談、時に偶発の出会いなどが生まれたりすることを楽しんで頂けていると思います。

開放感のある内部ではネットワーキングイベントも盛んに展開。

プロフェッショナル同士を繋げる過程はオーケストラに似ている

利用者間の交流があることを謳うコワーキングスペースは他にもたくさんあると思うのですが「One&Co」として気をつけていることはありますか?

 

One&Co」にいらっしゃる日系企業の多くは、少数精鋭のチームだったりします。

なので、お繋ぎする際には業種や業務内容、そのステージなどについて自分なりに理解した上で、ビジネスモデルの相性を図り、調整しながら、ふとしたタイミングでお声がけするようにしています。

例え話ですが、素晴らしい演奏家が集まると、最初に簡単な音合わせをするだけで即興で音楽が生まれると聞きます。

それと同じように、素晴らしい人同士をお繋ぎする際は、私が簡単な文脈合わせを軽く行うだけで、あとは当事者間で新たなビジネス展開にまで話が進んでいくことがよくあります。

One&Coの内部。広々としていてくつろげるので、マッチングする企業の方とお会いしても打ち解けられる雰囲気がしますね。

我々運営側は「One&Co」という空間を居場所と思ってくれる皆さんにとって、オーケストラの指揮者(Conductor)のような存在でありたいと考えています。

オーケストラでは、200個近くの楽器があり、指揮者は当然すべての楽器について、演奏できるほどまで理解しておくことが必要ですし、演奏者の特徴も把握されています。

また、演奏する曲の物語性や、客層、人数、会場機能、開催時期、時間など、一つのオーケストラを作り上げるために指揮者は全ての要素を踏まえ、最高のハーモニーを生み出します。

One&Co」において我々がいる意味も、オーケストラの指揮者と同じように、日系企業が多く集まる空間の調和を生み出せるようになりたいと考えています。

「One&Co」の内部にあるパントリー。コーヒーや軽食が食べれるオープンなスペースになっています。

さいごに(出張時にコワーキングスペースを使ってみよう)

One&Co」の内部は、こちらの3Dの施設案内からも見てわかるように、広々としたスペースにフリーアドレスのテーブルやソファ、フォンブースやフォーカスブース、会議室などがあります。

弊社でも私を含めスタッフが利用することもあり、焙煎コーヒーなどが楽しめるバーカウンターは自然と対話がうまれるような雰囲気もあって快適に過ごさせていただいてます。

シンガポールに展示会出展や、市場調査などで来訪するタイミングがあるようでしたら、このようなコワーキングスペースを利用してネットワーキングに参加してみてください。

思わぬ形でキーマンに出会えたり、思いもよらないビジネスチャンスに繋がる可能性を得られるかもしれません。

シンガポールにある主要なコワーキングスペースは、以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

オフィスの賃貸は不要!シンガポールでコワーキングスペースを賢く活用しよう|現地情報まとめ