シンガポールの日本酒ファンと業界関係者が大集結する「Sake Matsuri」への出店がおすすめな理由
世界的なブームとなっている日本酒ですが、シンガポールでも近年急速に人気が出てきています。シンガポール国内最大級のイベント「Sake Matsuri」は2024年11月に9回目の開催を迎え、過去には約3,000名が来場。2日間で1,800万円以上(約SGD$176,000)を記録した実績がある大変人気なイベントです。
シンガポールで自分の酒蔵の日本酒を広めたい、という方はまず「Sake Matsuri(さけまつり)」への出店をおすすめします。
元々イベント会社からスタートした私たちがあらゆる日本酒イベントに参加して感じるのは「Sake Matsuri」イベントにはビジネスチャンスがたくさんあるということ。会場には新しい日本酒を常に求めている若者に加え、三つ星レストランのシェフや、シンガポールで流通していない日本酒を求める卸業者などの業界関係者が数多く来場します。
2024年11月の「Sake Matsuri」への出店受付が始まったので、今回は出典がおすすめする理由をご紹介します。シンガポールでの日本酒の販路開拓に興味がある方はぜひ参考にしてください。
【理由1】史上初のシンガポール人主催で本質的に現地ニーズを理解した日本酒イベントだから
シンガポールで開催される日本酒イベントは、日本国内での開催と変わらないような日本らしさが全面に出ているものが多く、日本をあまり知らないシンガポール人には参加のハードルが高い場合があります。
これに対して「Sake Matsuri」は、現地のシンガポール人向けにカジュアルに日本酒を楽しんでもらえる雰囲気を打ち出しているので、日本らしさを感じさせない日本酒と、新しい日本のお酒を求めるシンガポールの日本酒ファンとの「唯一無二の接点」になっています。そのため、特に日本らしい日本酒の殻を破り、新しいことに挑戦したい!と考えている酒造所の方には、親和性が高いイベントだと言えます。
実際、カジュアルな服装を着た若年層等が大音量で流れているポップな音楽の中で日本のお酒に対し各々の批評を和気あいあいと語り合っている光景がイベント会場に溢れており、「人種や文化のるつぼ」ともいわれる多国籍国家・シンガポールらしい雰囲気を感じられます。

なぜこのような型破りな日本酒イベントが生まれたのかというと、「Sake Matsuri」の主催者自身が日本人ではなく、シンガポールのクラフトビールシーンを盛り上げているKevin Ngan氏で、彼自身がこれまでの「日本酒らしさ」とは異なる打ち出し方で「ローカルのマニアックな日本酒ファン」「ローカルの日本酒初心者」、それぞれのニーズにあう日本酒の啓蒙活動を積極的に行ってくれているからです。
実際にKevin氏は日本酒がもっとシンガポール市場で愛される可能性があると強く感じており、シンガポールにおける今の日本酒の状況に対して
例えるならビールの様な扱いになっていると思っている。
本当はワインの様に食と組み合わせるペアリングの可能性に溢れていることが日本酒の魅力なのに、1つのお店に1種類の日本酒しか置かれていないことも多い。
もっと日本酒の可能性を伝えていかないといけないと感じている。
と話しており、実際「Sake Matsuri」への出店が決まった酒蔵については、イベント前に主催者のSNSで詳しく商品紹介が投稿されたり、開催の1ヶ月前ぐらいのタイミングで、メディアやインフルエンサーを招待したメディアイベントが開催されます。
「Sake Matsuri」の紹介に加え、出展される商品のうち、目玉商品にスポットを当てて、試飲をしてもらい、参加者はSNSで情報発信をします。
「Sake Matsuri」は2024年11月で9回目の開催を迎えますが、毎年約3,000名が来場し、これまでの日本酒のイベントにはみられなかったような感度の高い若年層が多く来場するイベントに成長しています。
過去の出展者が驚くほどの盛り上がり(出展者の声)
2023年4月に開催された第6回目の「Sake Matsuri Singapore 2023 | Spring Edition」に出店された方々からは、以下のようなコメントをいただきました。
2日間、想像以上に多くのシンガポールの方々に来ていただき、皆さんエキサイトしていて、たくさんご購入いただいて楽しかったです。これまで気付かなかったことにたくさん気付けたので、参加して良かったと思います。是非、次回もチャレンジさせてください!/有限会社セメントプロデュースデザイン
思ったよりも来場者が多く、特にローカルの方々の興味度合いと、日本酒に対する知識がとても豊富で驚きました。まだシンガポールに来ていない日本酒や、珍しいお酒の中から、好みの味を見つけていただくために、多く試飲をしていただき、盛り上がったイベントになったと思います。/(株)RiceWineさま
Sake Matsuri に集ったシンガポールの方々に当社の日本酒が提供できたこと、嬉しく思います。俄然、これからもワクワクする日本酒を世界の方々に提供していきます!!/東春酒造(株)さま
Sake Matsuriを通して、現地の方の自社の酒に関する直接の感想の他、日本酒そのものに対する興味、関心の高さを質問などを通して知る事が出来ました。日本酒の可能性を実感する事が出来るいい経験になりました。/林酒造場さま

【参考】「Sake Matsuri Singapore 2023 | Spring Edition」に出店されたみなさんの様子
【理由2】BtoCとBtoB、両方を一度に攻略できるから
「Sake Matsuri」が他のイベントと圧倒的に違うのは、日本酒に本気な人が集まるBtoBとBtoC、両方の場が用意されているということです。
なぜなら、シンガポールで開催される「Food Japan」「FHA Food & Beverage」などの大規模な食品の展示会/見本市では複数の卸業者が参加する一方で、日本酒に特化したイベントでは、卸業者1社が単独主催するケースがほとんど。その企業が取引する酒蔵のみが参加するという制限がある形式が主流ですが、「Sake Matsuri」はイベントでありながら大規模展示会と同じくらい複数の卸業者との繋がりが得られるフラットな立場で開催されるため、幅広い人脈を得ることができます。
例えば、日本酒の販売に力をいれる卸売業者、酒類の販売に強い総合食品卸売業者、お酒のラインナップにこだわる三つ星レストランなど、あらゆる飲食業界の関係者が来場します。特に初日に開催される「トレードショー」は、BtoBに特化したネットワーキングの場で、バイヤーと対面したり、シンガポールで実際にお酒を販売しているプロの目からのフィードバックをもらったりすることもできます。具体的には「この味はシンガポールで好みな人が多いと思う」といったような意見を卸業者から受けている出店者がいました。

2日目と3日目で開催される「BtoCイベント」では、現地の消費者に販売する過程でお客さんのターゲット層や反応、どの商品が実際に気に入られるかなど、定性的な調査を出店者自身が実際に体感することができます。インターネットを使ったデスクリサーチでも確かに市場で人気な銘柄などをある程度調べることは可能ですが、「売れると思っていた商品」と「本当に売れ行きがよかった商品」には差があることが多く、現場のお客さんと相対してみなければわからない情報はたくさんあります。
実際、人気となる商品は「日本酒らしいオーソドックスで渋いデザインのもの」と予想していたのですが、昨年の「Sake Matsuri」でシンガポール未進出の銘柄や日本酒関連商品を紹介する特別枠のブース「Japan Exclusives」で売り上げた結果は、予想と真逆の「ワインのようなスタイリッシュなデザインの商品」ばかりでした。
【参考】2024年4月のSake Matsuriで出店した「Japan Exclusive」で売り上げが好調だったブランドのラインナップ
BtoCとBtoB両面での意見交換は、最高の商談材料獲得の場になる
BtoBと、直接一般の方へ販売するBtoC、両面での接客や意見交換ができるので、その結果をもとに「自社にとっての理想の営業先(卸業者・小売店)はどこか?」を現実的に検討することができるようになります。
なぜなら「Sake Matsuri」には様々な規模感・特徴を持つ卸業者や飲食業界関係者の方々が来場するので、現地市場に根ざしたリアルな情報を得ることができるからです。具体的には実際にこのような方々が昨年いらして、日本から出店していた酒蔵と意見交換をしていました。
⚪︎卸業者A
大規模で、幅広いネットワークや販売先を持っている卸業者。
取り扱う商品が多いため、相当気に入られない限り積極的な営業は期待できないが、逆に気に入られるとあらゆるネットワークで販路拡大のチャンスが掴める。
⚪︎卸業者B
数名で経営する小規模な卸業者。
ネットワークとしては狭いが、本当に気に入った銘柄しか取り扱わないというポリシーを持っているため、熱意を持って小売店へ営業してくれる。
⚪︎レストランの経営者・シェフ・関係者
- お酒のラインナップにこだわる三つ星レストランの関係者
- お酒の販売に力を入れるお店の関係者(ジャンルは和食・非和食・ローカルなど多数)
- お酒はまだまだこれからで、新しいことにチャレンジしようとしているお店の関係者
- 話題性があり、シンガポール市場で目立っているお店の関係者
実は、このような対面での情報収集を行わなかったことで、現地の市場や卸業者についてよく分からないまま酒造のイメージと合わない卸業者と契約してしまい、思うように商品が流通していないというケースはよく耳にします。
「Sake Matsuri」は催事なので、商談会のようにじっくりと卸業者や小売店の関係者と商談する形式の場はありませが、期間中に出会った卸業者・レストランのシェフなどの飲食業関係者と一般消費者両方と意見交換をもとに「どのような業者と組むべきか」を考えられるため、そのようなミスマッチが起こりにくいと言えます。
実際、初日のBtoBに特化した日以外にも会場を巡る業界関係者が多いので、2日目・3日目のBtoCでの反応や売れ行きを、卸業者との会話で使う商談材料にして、より具体的な意見交換や成約を狙える可能性があります。
英語でのコミュニケーションに不安がある方は、弊社が日本語でサポートさせていただくことも可能なので、安心してBtoBの販路開拓を模索する場として有効活用いただけたらと願っています。
【理由3】平均100万円の売上!費用対効果の高い日本酒イベントだから
海外の講師派遣には渡航費などを含めて日本の催事よりコストがかかりますが、「Sake Matsuri」はそれでもコストパフォーマンスのよい海外販路開拓の取り組みだと言えます。
「Sake Matsuri」の出店料は最も小さいブースで約36万円(3,000 SGD)。(※最新の料金はお問い合わせください)これに加えて渡航費・輸送費もかかりますが、「Sake Matsuri」の中にある「Japan Exclusives」エリアに出店された酒蔵は、過去3回とも、平均で100万円程の売り上げを記録しているので、スタッフ1名を日本から派遣した場合、少なくとも収支が赤字になることは過去ありませんでした。
正直、海外の催事に出店してこれほどのコストパフォーマンスが出せるケースは、シンガポールで14年以上販路開拓をご支援させていただいている弊社の経験上、かなり好条件だと思います。
実際、ご出店いただいた酒蔵様からは
日本での試飲販売イベントでは試飲だけで終わる方が多く、販売になかなか繋がらないが、シンガポールではどんどん売れる
といった声もあがるほどです。イベント会場では日本酒を大人買いして、大きな箱や袋を持ち帰っている様子をよく見かけました。

また、欧米での販路開拓と比較すると、移動時間は倍ほどかかるし(日本↔︎シンガポールは約6〜7時間程度)、渡航費も日本↔︎シンガポール間は格安航空会社のLCCも多く就航しているので、欧米への渡航に比べてコストは安く抑えることができます。
【理由4】日本酒だけでなく焼酎や泡盛などの参入チャンスもあるから
「Sake Matsuri」の主催者であるKevin Ngan氏は、
日本酒だけではなく焼酎や泡盛と云った日本のお酒の魅力を啓蒙していきたい
とも話しています。なぜなら、日本酒の魅力を語るだけではなく、他の日本産のお酒と日本酒がどのように違うのかを業界関係者が理解できるようになれば、日本酒の裾野も日本産酒類全般の理解度もどちらも広がると考えているからです。
特に日本酒だけでなく他の酒類も取り扱っている酒蔵さんは、ぜひこの場を活用していただきたいです。
実際に、前回の第8回からは参加する出店者や来場する業界関係者との相互理解をより深められるように、初めてBtoBに特化した「トレードショー」専用の日を設け、日本のお酒について日頃から熱い思いを持つ海外の発信者や飲食業界関係者による講演会も開催されるようになりました。
具体的には、ミシュラン三つ星レストラン『Zén』の飲料ディレクターのAaron Jacobson氏は、日本酒で繁盛する非日本食レストランについての講演を実施し、日本酒は日本料理だけでなく様々な料理にペアリングできることはもちろん、ワインよりも様々な食事とペアリングできるという料理家ならではの知見から日本酒の魅力を解説しました。
【参考】ミシュラン三つ星レストラン『Zén』の飲料ディレクターのAaron Jacobson氏の講演中の様子
また、日本政府観光局から焼酎や琉球泡盛のアンバサダーに任命されたStephen Lyman氏は、日本酒ではなく「本格焼酎は日本の秘宝」というテーマで講演。
2024年11月に開催される第9回の「Sake Matsuri」ではさらにパワーアップを考えているとのこと。イベントに参加するバイヤーや卸業者にとっての付加価値が、より一層高いイベントとして知られることとなりそうです。
さいごに(出店に関するご相談)
「Sake Matsuri」への日本からの出店に関しては弊社が窓口を担当しています。
具体的に出店費用、手続き、物流等の詳細などのご質問がある方は、個別にご要望を伺った上でご提案させていただくため、ぜひ以下のフォームよりお気軽にご連絡ください。
日本酒をカジュアルに楽しむという業界に新しい風を巻き起こしている「Sake Matsuri」に、日本から出展する挑戦者としてご参加いただける酒蔵の皆様のことを、弊社も全力でご支援させていただきます!

