10月1日「日本酒の日」にシンガポールで乾杯イベントを実施
メディア関係者や、シンガポールで活躍するインフルエンサーは約50名、一般参加者を合わせると200名以上がイベントに参加し、各種メディアで話題となりました。
本記事では、イベントの背景や実施した内容を詳しくご紹介します。
シンガポールをはじめとする海外市場への日本酒の輸出量増加に向けてご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
日本酒の日にちなんでシンガポール最大級の日本酒試飲販売イベント「Sake Matsuri」の主催者と協業し、日本とライブ中継で繋いだ乾杯イベントを開催しました。
イベントの概要
◼️開催日時:2023年10月1日(土)
◼️会場:Capitol Singapore(13 Stamford Rd, Singapore 178905)
CBDエリアに位置するランドマーク的なショッピングモールでレジデンス、ホテル、伝統的なレストランが立ち並ぶアーケード@キャピタルケンピンスキー等から構成されるモール。
◼️目的
シンガポールへの日本酒の輸出量を増やすこと、また、「毎年10月といえば日本酒」という認識をシンガポール市場で拡大すること。
◼️実施内容
- 現地レストランとのコラボレーション
- メディア・KOLなど合計200名以上がタイアップしたPR施策
- 乾杯イベントでのセレモニー
- 乾杯イベントで実施されたテイスティングセッション
10月1日「日本酒の日」にシンガポールで認知拡大施策を行った理由
2023年はコロナ明けの日本への渡航制限が解除され、訪日インバウンド需要が回復しました。
そのため、コロナ禍において日本に行けない代わりに大人気となっていたシンガポール現地の日本食レストランへの来客数が減少。シンガポール市場の日本食レストランで、日本酒の売上が減少しました。
「日本酒」が一般的な家庭で飲まれるお酒としては普及の余地がまだまだ多くあるシンガポール市場において、飲食業界での流通量の低下は輸出量の低下に直結しうる要因にもなります。
実際、世界中の市場に対して日本酒の輸出量は拡大傾向にありますが、シンガポールでは2021年から2022年にかけて輸出量の伸びが停滞しました。
一方で、過去5年間の結果をみると、シンガポール市場における日本酒の消費量は47%上昇しているため、日本酒が「親しみやすいお酒」として認知され、日頃から嗜むことを好む「日本酒ファン」の造成を図ることができれば、輸出拡大の可能性が広がると考えられます。
これまでシンガポール市場での日本酒の認知拡大に向けた施策は、デパートなどでの試飲販売イベントや「Sake Matsuri」をはじめとするイベントで実施されてきました。
今回の取り組みは、『日本酒の日』を切り口に日本酒ファンを造成する場づくりを行うことで、輸出増加の可能性を図るために実施されました。
本事業での実施内容と生まれた成果
現地レストランとのコラボレーション
「日本酒の日」である10月1日から2週間、シンガポールのレストラン10店舗にて、日本酒を飲んでもらうプロモーションキャンペーンを実施しました。
弊社で数百軒以上あるレストラン候補の中から、現地のシンガポールの人々から人気、且つ日本酒の販売実績と発信力を持ち、プロモーションに綿密に協力可能なレストランであるという点を考慮し、選出しました。キャンペーン参加のメリットを伝えるのはもちろん、日本酒市場を一緒に盛り上げていきたいという思いも伝えつつ、交渉を行いました。
提供する際には銘柄の説明はもちろんのこと「日本酒の日」に関する紹介をキャンペーン専用のチラシを用いつつ、各店舗のブランディングやオペレーションについても考慮しつつ、それぞれの店舗で少しずつカスタマイズし最適な方法で実施。
参加した多くのレストランからは「多くのお客様に日本酒を紹介出来た」「売り上げ増加に満足している」といった好評価をいただきました。


メディア・KOLなど合計200名以上がタイアップしたPR施策
弊社の数多くのローカル及び日系も含むメディア・KOLリストの中から、フードまたはアルコールに関して発信力や影響力があるメディアやKOLを選定し、彼らと協業し、デジタルプラットフォーム上でのPR・情報発信に注力しました。
結果として、多くの現地の方々にとっては馴染みのなかった「日本酒の日」ではありますが、メディア・インフルエンサー約50名、一般参加者(ほとんどがシンガポール在住の駐在員ではなく、現地生活者)160名の、合計200名以上が参加しました。
ローカルの日本酒またはアルコール好きな方々やコミュニティに、弊社及びSake Matsuri主催者のネットワークを使ってしっかりアプローチできたため、シンガポールでの初めての大規模な乾杯セッションでしたが、多くの方々に参加してもらうことができました。
【出典】Spirited Singapore, ‘Kampai with Sake’ to celebrate World Sake Day this October, September 19, 2023
【出典】PARCHED, #722 SAY KAMPAI TO WORLD SAKE DAY TOGETHER!, 14 SEP 2023
乾杯イベントでのセレモニー
シンガポール最大級の日本酒試飲販売イベントである「Sake Matsuri」の主催者と協業し、日本とライブ中継で繋いだ乾杯イベントを開催。
開催にあたっては、シンガポール日本国特命全権大使の石川大使と、JETROシンガポール専務理事の木村洋一氏をお迎えし、祝辞スピーチをいただきました。
また、「Sake Matsuri」の主催者であるケビン氏を含めて鏡開きをし、参加者全員で日本から届いたお猪口を使って乾杯をしました。
シンガポールでこれほど大規模な乾杯セッションが開催されたのは初めてでしたが、参加者には非常に好意的に受け止められました。

乾杯イベントで実施されたテイスティングセッション
乾杯セッション前に、テイスティングセッションを開催し、参加者が唎酒師などと自由に会話をしながら日本酒について楽しく学んでもらえる場を設けました。
セッションはメディア向けと一般向けに分けて実施され、よりニーズに合う情報提供が行える様に工夫しました。

上記の写真はメディア向けのテイスティングセッションで、2名のシンガポール人の国際唎酒師を講師に迎えました。
6銘柄の日本酒と日本食とのペアリングを通して、約50名の参加者に日本酒を楽しみながら学んでもらいました。参加者からも「楽しく学ぶことができてよかった」とのコメントを多くもらいました。

一般向けのセッションでは、会場内に日本酒を提供する「日本酒バー」ブースを設営し、イベント限定の銘柄を含む様々な日本酒を参加者に振る舞いました。
3杯まで無料で試飲でき、それ以上飲みたい方はグラスかボトルで購入する仕組みで、今回は様々な日本酒を試したい参加者が多く、ボトル販売よりグラス販売が人気でした。
集客力の高さは「現地に根ざすネットワーク」をフル活用した成果
シンガポール最大級の日本酒イベント「Sake Matsuri」を手掛ける主催者のケビン氏は、現地事情に精通し、幅広いネットワークを持っています。
今回は現地の日本酒に興味がある生活者や日本酒ファンとのパイプが強いケビン氏と、シンガポールの現地レストランとのパイプがある弊社との相乗効果により、リアルイベントと現地レストランの両側面で訴求することができました。
約2ヶ月の準備期間で、日本酒や各種備品の手配、ライブ配信の準備、進行プログラムの作成、司会、メディアやKOLの手配などを弊社のネットワークを活用し、準備を進めました。
現地で14年以上PR事業に関わってきた弊社のネットワークを駆使して全工程を運営したので、スムーズに進行することができました。
今回のイベントは、これまで全く知られていなかった「日本酒の日」を、シンガポール市場にすでにいる日本酒ファンの中で定着化を図る礎を築く取り組みであるため、今後の展開が期待されています。
さいごに(シンガポール最大級の日本酒イベントに出店しませんか?)
シンガポール最大級の日本酒イベント「Sake Matsuri」が毎年2回実施されており、次回の開催は2024年5月10〜12日の3日間が予定されています。
弊社は2023年から「Japan Exclusives(ジャパンエクスクルーシブ)」ブースを運営しており、シンガポール未進出の銘柄や日本酒関連商品(酒器など)を中心に、シンガポール進出・出展サポートをしています。
第8回目となる次回2024年5月の「Sake Matsuri」でご一緒に「Japan Exclusives」ブースを盛り上げてくださる出展者の方を募集しています。
1日目は業界関係者のみが対象のトレードフェア、2日目と3日目は一般消費者向けの試飲販売会が予定されており、来場者数は前回を上回る3,000名以上が見込まれています。
前回2023年秋に開催された際には、2日間で1,800万円以上(約SGD$176,000)の売り上げを記録し、会場は熱気に溢れていました。
どのような様子だったか、詳しくは以下の記事にまとめているのでぜひご覧ください。
シンガポール最大級のイベント「Sake Matsuri」Japan Exclusivesブース|2023年秋出展者募集
2024年5月の「Sake Matsuri」への出展にご興味がある方は、ぜひお気軽に以下のお問合せフォームよりご相談ください。
日本の優れた酒類製品が、世界中のお酒好きを魅了する日が1日も早く来ることを願っています!


