シンガポールで旅行博開催決定!訪日観光の再開に向けた情報発信

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世界的に2021年末から海外旅行が再開し始めています。2022年6月から、ようやく日本にも団体旅行に限りますが、海外旅行者が戻りつつあります。

シンガポールでは、コロナ禍以前のような対面のイベントが再開し、今年は旅行博も開催される予定です。

なかでもシンガポールで開催され、毎年10万人が来場していた旅行博「NATAS Holidays」は、2022年夏に開催されることが決まりました。

日本の観光業従事者の方は、これからの訪日旅行需要回復の波に乗れるように、シンガポールの旅行博に出展してみませんか?

このブログでは、シンガポール最大級の旅行博「NATAS Holidays」に焦点を当てつつ、出展するメリットや役立つ事前準備、シンガポールで開催される各種旅行博の情報について、まとめてご紹介します。

シンガポールで開催される旅行博に出店をお考えの方にとって、このブログが一助となることを願っています。

毎回10万人以上が訪れる「NATAS Holidays」に出展しよう

直接情報発信・市場調査ができる最大のチャンス

シンガポールでは「BtoC向けの旅行博」が盛んに開催され、とても人気です。

一般客にとっては、旅行会社やクルージング会社から商品を購入できたり、検討している旅行先や行ったことがない旅行先の情報収集できたりと、わくわくするような機会が目白押し。

出展事業者にとっては、旅行意欲の高い一般客と直接出会って営業活動ができるだけでなく、同じ出展者のブースを訪ねてネットワークを構築したり、情報収集ができる機会なので、うまく活用しさえすれば大変有意義な機会になります。

中でもおすすめなのは、シンガポール最大規模の旅行博「NATAS Holidays」

世界中から毎年10万人以上が訪れるため、世界中の旅行市場のプレイヤーが一同に会する重要なイベントになっています。

  • 日程:2022年8月12〜14日(夏季開催)※冬季は未定
  • 会場:EXPO Hall 5 
  • 過去の参加人数
    • 2018年夏季:11万3,103人
    • 2019年冬季:9万1,012人

NATAS Holidaysは、冬(2月頃)と夏(7〜8月頃)、年に2回開催されています。出展する旅行会社は、夏開催時は秋〜冬の旅行をメインに、春先の旅行まで販売しています。冬の開催時は、春〜夏の商品を販売することが多くなります。

日本の観光事業者の方にとって、一般客にも世界市場の同業者にも直接アプローチでき、情報発信と市場理解ができる最高の機会だと言えます。

2022年の夏期開催の出展申込は、すでに締め切られています。出展を希望する場合は来年2023年度冬期を狙いましょうそのためにシンガポールの旅行博出展が初めての場合は、2022年の夏期開催の場を視察されても良いでしょう。

各種情報はFacebookや公式サイトで更新されますので、ご確認ください。

NATAS Holidays 公式サイト:http://natastravelfair.travel/

NATAS Holidays Facebook :https://www.facebook.com/NATAS.official/

2023年2月末に開催された「NATAS Holidays」の様子は以下に詳しくまとめてあるのでぜひご覧ください。

シンガポール最大級の旅行博「NATAS」とは?現地訪問レポート

過去の出展ブース費用は25〜33万円程度

「NATAS Holidays」に日本から出展をする場合には、以下の二つの方法が考えられます。

  • 単独出展をする場合
  • JNTOなどの母体が出展する「ジャパンパビリオン」に共同出展する場合

ブースの出店費用は、過去の「NATAS Holidays」においては、単独出展の最小出展費(ブース1コマ9平方メートル)が33万円程度、JNTOが主催する共同出展費用は25万円(非課税)となっていました。

JNTOシンガポール事務所が「ジャパンパビリオン」を出展する際、日本の事業者は共同出展することができます。自力で出展するより比較的ハードルが低くなるので、海外の旅行博に出店したことがない方にはとてもおすすめです。

一方で、以下のような注意点があります。

  1. 基本的に旅行商品を販売はできず、あくまでも出展者による情報発信が主となる
  2. 毎回、共同出展できる場があるとは限らない

最初から出展をすることを決め、予算が確保できるのであれば、単独出店を検討することもできます。

また、日本から旅行博に出展する場合は、ブースの出展費用だけでなく、スタッフの渡航・宿泊費用、運営スタッフの人件費、ブースの装飾、チラシの配布等などたくさんのコストや準備が必要です。

シンガポールでの催事に出展し、その費用対効果を最大限発揮するための工夫については、以下の記事に詳しくまとめているのでよろしければご参照ください。

海外での催事出店を「その場限り」で終わらせないためにやるべきこと

「NATAS Holidays」出展でやるべき3つの準備

ブース来訪者へのヒアリングの機会を最大限活用する準備

新型コロナウイルス感染症の拡大を機に、海外旅行へのニーズが変化しています。

例えば、

  • 旅行商品がフレキシブルに変更で・キャンセルできるなどの安心して購入したい
  • 航空券の高騰によって早めに旅行先を決めたい
  • コロナ禍で満足に旅行できなかったので、これまでにない新しいアウトドア体験を求めている
  • コロナ禍以前から旅行したかった場所へ行きたい
  • (久しぶりの旅行なので)贅沢したい

…など様々です。

NATAS Holidaysは、来訪するお客様への質問を通じて、このようなニーズを汲み取る絶好の機会です。

今後の現場でのオペレーションの改善などに役に立つ情報が獲得できるように、質問を通じてコミュニケーションをとってヒアリングする意識で臨みましょう。

ブースでできる質問は、例えば、

  • 日本には何回言ったことがあるか
  • XX県を知っているか、行ったことがあるか
  • 次はいつ旅行に行く予定か
  • 何日間滞在するか
  • 旅行会社で行きたいか、個人旅行が良いか
  • 自分で運転して旅行するのが良いか、公共交通が良いか

など本当にさまざまで、相対してコミュニケーションを取っていけば無限に考えつきます。

実際に弊社がご支援した出展現場では、自分で運転する前提で紹介したい場合「日本で運転したことがあるか?」という質問をしたことがあります。

運転したことがない場合は、その理由や懸念事項があるのかなどを聞き、具体的に観光地側が対応策を考えるきっかけを得ることができます。

1日に何十人とも話していく中で「すぐにでも旅行したい人が多い」「自分で運転したいというニーズもある」といったように、担当者が体感で情報を得られるのが旅行博の魅力です。

ブースを訪れた方とのコミュニケーションを通じて、有意義な情報収集ができるように心構えとして準備しておきましょう。

インタビュー中のイメージ

出展する現地旅行代理店の「日本担当者」に会う準備

ほとんどのシンガポール大手の旅行会社が、NATAS Holidaysに出展しています。

ブースを訪問して、現地の代理店に自分がPRしたい商材(地域のツアー)を販売してもらえるように、日本担当のスタッフと会って関係構築を図りましょう

会場には必ず担当者がいます。現場は皆さんとても忙しいので、5分程度しか話せないことが多いですが、ぜひ旅行会社のブースを覗いて挨拶に行ってください。

地道な取り組みのようですが、旅行会社との関係性構築は営業活動なので、シンガポールといえど日本と同じように何回も顔を見せて覚えてもらうことが結局大事になります。

出展中、シンガポールの旅行会社の日本担当者を訪問する時間を意識的に作るようにしましょう。

交渉する様子

冬の商材を売る準備(夏季のNATAS Holidays)

シンガポールは、11月中旬〜12月がスクールホリデイとなっています。

日本の冬が好きな方が多く、訪日リピーターが多いことも相まって、11-12月に日本へ旅行しにいく方が最も多くなる傾向があります。

そのため、夏に開催されるNATAS Holidayに来場するお客様はファミリーや夫婦・パートナーが多く、来訪する理由は

  • 11-12月(あるいは春先)の旅行商品を購入しにくるか
  • 新しい旅行情報収集にくるか

この2択がほとんどとなります。

【出典】日本政府観光局(JNTO) 国籍/月別 訪日外客数

そのため、夏開催のNATAS Holidaysでは、冬のツアー商材に関するPRが主となるので、冬の魅力を来場客へ紹介できる準備をしておきましょう。

以下の情報はブースの来場者からよく質問される内容なので、必ず準備しておくのがおすすめです。

  • 空港からのアクセス方法
  • おすすめの時期
  • おすすめの観光コンテンツ
  • おすすめの行程

観光パンフレットを見ながら紹介することもできますが、シンガポール市場向けに情報を整理したスライドを用意しておくと説明がしやすいです。

 

ちなみにシンガポールの現地旅行会社は、NATAS Holidaysに合わせて目玉商品やキャンペーンを企画し、事前に情報発信していることが多いです。

なぜなら現地旅行会社の方から伺った話では、NATAS Holidaysにお客さんは、来場する前にどの旅行会社で商品を購入するか、どの旅行先にいくかを、事前に決めていることが多いとのこと。

なので各旅行会社は、NATAS Holidaysが開催される前から積極的な情報発信や自社フェアを開催しています。

シンガポール市場向けに冬の商材に関して情報が整理できたら、旅行会社などと連携してNATAS Holidaysの開催前にSNSなどで情報拡散・PRを事前に行うと、より一層効果的にツアー販売ができるようになるので、検討してみてください。

シンガポールで開催されるこんな旅行博にも出展しよう

NATAS Holidays以外にも、シンガポールで開催される旅行博はあります。

参考までにご紹介するのでぜひ検討してみてください。

Travel Revolution

  • 概要
    • シンガポール2大旅行博の1つ。BtoC向け。
  • 開催時期
    • 夏季:7-8月の3日間
    • 冬期:1-2月の3日間 
  • 開催状況:7月29日〜31日に開催決定が発表される

Japan Travel Fair

  • 概要
    • JNTOシンガポール事務所が主催する訪日特化の観光イベント。BtoC向け。
  • 開催時期:年に1回
  • 開催状況:未定

【出典】JNTO Japan Travel Fair 2019 | 2020 JTF Winter offers holiday discounts promotions at Singapore Plaza Singapura Shopping Mall, 5 October 2019

The Japan Rail Fair

  • 概要
    • JR東日本が主催する日本の観光イベント。
  • 開催時期:10月頃
  • 開催状況:10月開催予定

【出典】Japan Rail Fair 2021 Website

旅行会社主催の旅行フェア

  • 概要
    • 旅行博の数週間前から各旅行会社から自社フェアを開催しているケースが多いため、それらのイベントに参加する。
  • 開催時期:7〜8月、1〜2月頃(不定期)
  • 開催状況:各旅行会社の状況次第

【出典】Chan Brothers Travel, Facebook post on 23 Nov 2018

さいごに(まとめ)

2022年にすでに開催が決まっている「NATAS Holidays」を中心に、シンガポールの旅行博についてお知らせしました。

正直、ただ単に出展するだけでは渡航費・宿泊費などのコストをわざわざかけてまでやるメリットはそこまで大きくはありません。

ブログでご紹介したような3つの準備を始め、シンガポールでの催事に出展するという貴重な機会を、最大限に活用するという心構えが何よりも重要で、そのためにできることをどれだけ事前に準備できるかが費用対効果を最大化するポイントとなります。

ですが、実際に具体的にどのような準備をすればいいのかについて、このブログでご紹介した内容だけではあまり具体的にイメージできない方も多いかもしれません。

シンガポールでのイベント出展について、ご相談をご希望の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。