「地域 × グローバル」の取り組みで生まれる4つの可能性【中国・四国エリア拠点化のお知らせ/Vivid Creations Japan】
みなさん、こんにちは。Vivid Creations COOの小野です。
突然ですが この秋、10年のシンガポール生活を終えて、家族で地元・岡山に移り、中国四国エリアを拠点に活動することとなりました。
活動母体は、2014年に設立したVivid Creations Japanとなります。

米国留学を契機に、社会人生活の大半をシンガポールや諸外国で過ごしてきました。
2010年にVivid Creationsに入社し、この10年の間に会社としてこれまで1,500件近くの自治体・日本企業の海外市場進出やPR案件に携わらせていただきました。その過程で出会えた方々は、みなさまチャレンジ精神旺盛で、新しい価値を作ろうと取り組まれる方が多く、刺激のあるお仕事やプロジェクトをご一緒させていただき、本当に良い経験を積むことができました。
同時に、ここ数年で改めて考えるようになったのは、シンガポール・ASEAN地域で経験してきたビジネス上の経験や繋がり、生活者としてのアイデアやヒントを、日本の地域側に根差しながらビジネスやサービスへと、反映・昇華させることができないか、ということでした。
海外で活動する中で感じた改善点やアイデアを踏まえて、地域側でまた改めて一からチャレンジしてみたいという気持ちが高まっていく中、社内からのサポートや応援もあり、この度、Vivid Creations Japanへの移籍・中国四国エリア拠点化が実現することとなりました。
本ブログでは、弊社が新体制となるご挨拶を兼ねて、現時点で考えている構想や仮説をもとに、「地域 × グローバル」の取り組みを実施していく先に見えている未来と、その可能性について考察したいと思います。
【 語り手:小野 晴之(オノ ハルユキ) 】
岡山県出身。 米国留学時から日本の良さを発信したいと決意。 NYで飲料メーカー、東京で人材コンサルで勤務後、世界一周の旅へ。日本の食やコンテンツに可能性を感じ、創業時のVivid Creationsに参画。シンガポールを中心としたASEANでの年間100件以上のプロジェクトの経験を活かし、地域と海外を豊かに繋ぐプロジェクトを手掛ける。
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多様な価値観が成り立つコミュニティが誕生し、イノベーションが起きやすくなる
「グローバルな視点」とはどのようなものでしょうか?
私が感じる「グローバルな視点」というものなかには、「多様な価値観を知り、受け入れる」というアクションが含まれると感じています。
そのような視点を持ち、改めて地域を捉えなおすことその行為や考え方自体が、外国人だけでなく女性や若者、マイノリティと呼ばれるひとびとの社会参画を促すきっかけにもなり得るのではないでしょうか。
これまで見えてこなかった多様な価値観を受け入れられる環境が整えられることによって、地域に新しい風が吹くことでしょう。「イノベーション」がテクノロジーの文脈だけでなく、新しい価値創造や今までになかったものが生まれることを意図するならば、「グローバルな視点」で捉えた取り組みから自然と育まれる「多様性」自体が、地域で新しい変革(イノベーション)が起きる種、土壌になります。
SDGsで掲げられたミッションを達成し、誰1人取り残されない社会を作っていくためにも、日本の地域が多様な価値観を受け入れることは非常に重要な意味を持つことだと思います。
インバウンド・アウトバウンドビジネスにおいての、経済利益の追求を越えた価値創造とは
訪日観光客を対象とする「インバウンド・アウトバウンドビジネス」は、ともすればその経済性に目が向けられがちですが、その中心にある価値は「文化的や歴史など個人が背負う価値観、その背景を越え、相互理解・自己理解を深める」ということだと考えています。
地域を「グローバルな視点」で捉え直し、多様な価値観や人材との交流を通じて再編集し、付加価値を高めるというプロセスを実施することは、経済性以上に社会的・文化的にも意義深く、価値があることではないかと思います。
その対話のプロセスの中で、地域住民や事業関係者が、地域やエリアに対しての知見を深め、それぞれの地域の『シビックプライド』を高めることに繋がっていく。「インバウンド・アウトバウンド」に対しての見方を少し変えるだけで、短期的な利益だけではなく、中・長期的に見てより地域の特色を際立たせ、地域が魅力的であり続けるための推進力になると考えます。
思いもよらない「地域の良さ」を再発見することができる
地域の出身者や在住者は、細かい歴史や変遷も含めて、あらゆる面でその地域に詳しいでしょう。しかしながら、地域在住者だから、出身者だからだと言って「地域の魅力を知り尽くしている」かというと、必ずしもそうではありません。
その地域に元々住んでいなかったり、地域出身でも一端離れていたからこそ見える「その地域だからこその魅力」があります。それらは往々にして、地元の方々にとっては当たり前すぎて気が付かない、見過ごしてしまうこともあるでしょう。その地域にある何気ないものが、その地域以外の方にとって非常にユニークで価値のあるものだと言い変えることもできるかもしれません。
地域を「グローバルな視点」「多様な視点」で捉えると、これまで価値としてとらえることができなかった新しい「地域の良さ」を見つけたり、想いもつかなかった斬新な価値の提供の仕方が見出せるのではないでしょうか。
「グローバルな視点」を用いた取り組みを追及すると、ふたつのブレイクスルーが起きる
「地域 × グローバル」の文脈で取り組みを活性化させることで、2つの大きな変化を生む可能性が起きると考えられます。
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- 自分にとっての「当たり前」の概念を崩せることに気が付く(そして崩す)
- より多様な価値観を認め合う社会を現実に生み出せる土壌ができる
「地域 × グローバル」な活動が増えるに連れ、地域の方々にとって異質なものとの出会いや刺激を受ける頻度が増えることで様々な変化が起きることでしょう。それぞれのコミュニティやプロジェクト、ビジネス上で生まれる小さな変革が積み重なっていくことで、教育現場や行政などのあらゆる分野に波及効果をもたらし、相乗効果として広がれば、結果として地域と世界との距離がぐっと近づく世界観が生まれることでしょう。
【おまけ】「地域 × グローバル」に関する成功・失敗事例はまだまだ少ない
最後になりますが、「地域 × グローバル」と聴いたとき、どのようなことを感じますか?
実際に私が感じているのは、「日本の地域やビジネスをグローバルに捉える」という前提に基づいて考えられた具体的なアイディアや事例が、訪日観光客を対象とする「インバウンド」以外にそもそも情報としてあまり入手できないことでした。私が調べる限り「インバウンド」以外だと、国際交流イベントや大学の学部が検索で出てくるだけで、実践的な地域 × グローバルにおけるビジネスアイディアや取り組み事例に関しては、まだまだ多くないのかもしれないと感じました。
「地域 × グローバル」は、日本国内においてまだまだ未開拓の領域なのかもしれない。
これまで「グローバルな視点」で日本を見つめてビジネスに関わる機会の多かった自分が、実際に住民として地域に根差してコミュニティを捉えなおしたとき、どんなことを感じ、想い描けるのか。
日本各地の地域レベルで「グローバルな視点」から見つめなおしたとき、あたらしく見えてくる世界には無限の可能性がある。
これは私自身が海外で生活し、日本と海外を繋げる活動をしていく中で、長年ずっと感じてきたことでした。
自分自身が地域に根差し、すでに活動されている地域の方々の声を伺いながら、前述した考察を実際の取り組みにまで昇華することができたら、はたしてそれはどんなカタチになっていくのか。最終的に商品、サービス、コミュニティー、ITサービス、場、さらにはエコシステムなどのカタチになっているのかもしれない。様相は様々だと思います。
最終的なアウトプットがどのようなカタチになったとしても、多様なバックグラウンド、国籍、年齢、スキル、感性を持つ方との取り組みを通じて、「なんて面白い、素敵な地域なんだろう」と感じる人(作り手も受け手も関わる方も)が増えるような交流や対話の場やプロジェクトを創出していければ嬉しいです。
以上、今後、日本に拠点を移すにあたり、今感じていることをご紹介させていただきました。
正直、まだまだ構想、むしろ妄想に近い状態の点も多々あると感じています(笑)。
ですが、これまで弊社で取り組んできた事業をより進化させていくことを前提としつつ、その上でこのような仮説を持って地域に関わったらどんなことが起こっていくのだろうと、個人的にもとても楽しみです。
当然、自分ひとり、弊社だけで出来ることは限られています。ぜひ様々なフィールドで活躍されている皆様と連携し、中国四国エリアをはじめ、日本全国様々な地域において、「地域 × グローバル」の視座を持って、それぞれのアイデアを深め、これからの社会に対して新しい価値を作っていけるようなプロジェクトをご一緒につくれたらと思います。
Make our future VIVID!
これからも引き続き何卒宜しくお願いいたします。
Shall we work together?
弊社では様々な観光プロモーション、日本企業の商品やサービスの海外市場開拓関連の事業をご支援させていただいています。
ご相談等がございましたらお気軽に以下よりご連絡ください。
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