輸出拡大への手応えをつかんだ愛知県産品のオンライン商談会・プロモーション事例

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弊社では、現地のパートナー企業と協力しながら、シンガポール市場における「新たな海外販路の獲得」と「世界で戦える力(商品力・営業力)の獲得」を目的に、以下のような内容をご支援しました。

  • シンガポール向けの営業対策や商品改良の個別面談
  • シンガポール市場向け営業資料・WEBサイト作成
  • 日系のコンビニ「Every」でのテスト販売
  • レストランとの愛知食材を利用した1日限定タイアップディナー
  • オンライン・オフラインでの商談会・テイスティングセミナーの開催
  • 商談会イベント後の営業フォロー
  • 事後セミナーでの講演

本記事では、施策として取り組んだうち、上記の太字になっている3つの取り組みについてより詳しくご紹介させていただきます。

愛知県内に事業所を有し、商工会または商工会議所に入会している中小企業・小規模事業者のうち、日本酒、リキュール、味噌、醤油、麺類、メロン、いちじく、海産物等を取り扱う15社を対象とする事業が実施されました。

オンライン・オフラインでの商談会・テイスティングセミナーの開催

愛知県から参加した商品に関心がある、シンガポールのディストリビューター、小売店バイヤー、シェフ等、合計14社を事前にマッチングし、会場に集まっていただいて、オンラインでの商談会を実施しました。

会場は、愛知食材を利用した1日限定タイアップディナーを実施した「Whitegrass」にご協力いただき、食材のテイスティングをしていただきながら商談会に参加できるようにしました。

愛知県産品オンライン商談会

【開催日時】 2021年9月8日 (水) 13:00-16:00(シンガポール時間)

【開催場所】Whitegrass

【来場者】 14社のディストリビューター、小売店バイヤー、シェフ、ソムリエ等

【商談数】 合計51件(当日47件・事後4件)

【実施内容】

  • 事前マッチングによる、半リアル・半オンライン形式のBtoB商談 
  • 愛知県産品のテイスティングメニューの提供
  • スタッフによる商品紹介(テーブルごとに担当スタッフを割り当てて対応)
  • 当日アンケート/ヒアリング

通訳もオンラインで商談会に参加し、適宜対応しました。

商談中は、事前にパソコンPCにダウンロードした営業資料を参照していただきました。

商談会後、具体的な取引を進める流れになったケースもあったが、事後のフォローに苦戦するケースも多々ありました。

商談会中にもバイヤーからは具体的な質問が多く、出品者がどのように対応するか事前に準備ができていたかどうかがポイントとなりました。

バイヤーからの要望・課題等の事例

  • 最低購入数は?
  • 卸価格は?(国内価格でもよい)
  • EAN添付可能か?
  • EANや英文の原材料シールなど添付が必要な場合、添付できる部分のサイズは?
  • OEMのときにはいくらくらい余分にかかるか?
  • 海外発送に港の指定があるか?
  • 配送料はいくらか?
  • 賞味期限は?(長いものを希望)

以下の記事では、海外での商談会に参加する際に事前に準備するべきことを、より具体的にまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

オンライン商談会の落とし穴!なぜ多くの企業が成約につながらないのか

日系のコンビニエンスストア「Every」でのテスト販売

日本スタイルのコンビニエンスストア「Every」にて、以下の内容でテスト販売を実施しました。

AICHI FAIR

【開催期間】2021年6月16日(水)〜6月29日(火)

【開催店舗】Every Havelock 午前10時〜午後10時(定休日なし)

【実施内容】

  • 専用棚設置
  • ポップ等による店内装飾
  • SNSを活用したフェア告知
  • 消費者アンケート
  • スタッフへのヒアリング

担当スタッフからのコメント

特設棚の設置により通常よりも売り場が華やかになり、お客様に大変喜んで貰えました。

また、倉庫での仕分け作業や店舗のディスプレイまで、準備にもご協力頂き、誠に感謝しております。

感染症対策による規制がある中で、沢山のお客様に来て頂き、大好きな日本旅行へ行けない方にも、愛知県の特産品や加工品をショッピングして楽しんで頂きました。

これにより、愛知県の認知度も上がり、海外渡航が出来るようになれば行ってみたいと感じていただけたと思います。

今回の取り組みは、他県のフェアに比べて価格がリーズナブルで、商品の選定やバランスも非常に良かったと思います。

早々に完売している商品などもあり、今後も継続的な海外での販売が可能なのではないかと感じました。


レストランとの愛知県産食材を使用した1日限定タイアップディナー

「Whitegrass」は、修道学院を改修したネオクラシカルな複合施設内にあるハイクラスなフレンチレストラン高所得者層から富裕層のお客様が多く来店します。

山下拓也シェフに監修していただき、常連客を中心とした36名のお客様へ1日限定の愛知食材を使ったディナーメニューを提供しました。

料理やお酒の提供する際に、使用した愛知県の商品について一つ一つ丁寧に説明を行いました。

Dinner in Aichi Prefecture

【開催日時】2021年7月17日(土)19時〜

【開催場所】Whitegrass(ホワイトグラス)

【来  場  者】レストランの常連客を中心とした36名(うち4名は日本人)

【実施内容】

  • 山下シェフによるオリジナルメニューの開発
  • 愛知県食材を使用した特別コースメニューの提供
  • 各メニューと愛知県のお酒とのペアリング紹介
  • お客様・シェフへのアンケート

お客様からのコメント

来場者の方々のアンケート結果によると、非常に満足と答えた方が大半で、ご紹介したお酒を「そのまま購入したい」という方もいらっしゃいました。

ディナー後、Tripadvisorにてディナーの感想が投稿されていた事例もありました。


愛知県産の新鮮な季節の食材を使った特別メニューすべてがとてもよくできており、特別な体験となりました。今はまだ旅に出ることはできませんが、日本から食と文化を持ってくることは、最高で最も旅に近い体験です。レストランのスタッフのサービスも、丁寧で気配りがあり、知識も豊富で、とても良いと思います。

【出典】Tripadvisor, Singapore Restaurants Whitegrass – “Love the “dinner in Aichi Prefecture” experience”

さいごに

新型コロナウイルス感染症の影響で、シンガポール政府の方針が刻一刻と変わるような情勢のなか実施された本プロジェクト。

現地のバイヤーや小売店、シェフなどを巻き込んだ取り組みが多かったため、現地事業者との関係性を密に、迅速に対応できるように準備を進めながら実施できました。

一方で、参加された愛知県の事業者にとっては、直接シンガポール市場の方々からの声を聞けたことで、英語でのコミュニケーションや物流、長期的な海外市場戦略等に関する課題に気づくことができたケースもありました。

今回の取り組みで得た知見や気づきを踏まえて、今後もさらに愛知県産品の魅力が海外に伝わり、市場に広まることを心より願っています。