シンガポールらしさとは:現地に暮らして感じている日本との違い|Vivid Dialogue vol.3
皆さん、こんにちは。Vivid Creationsの関です。
弊社と関わりのある方々と、対談形式でさまざまなトピックについてお話していくコーナー「Vivid Dialogue」の第3弾。
今回は弊社で働くスタッフで、シンガポール人と国際結婚をした小山舞さんと、シンガポール人と日本人のハーフの関よりお届けします。
テーマは、「シンガポールらしさ」!
生活する中で日本とは違うと感じたことを、生活者視点でざっくばらんにご紹介させていただきます。

シンガポールにきて日常生活でお金を使わなくなったもの
日常でお金を使う分野が、シンガポールで生活する場合と日本で生活する場合とでかなり違うような気がするんです。よしさんもそう感じませんか?
考えたことなかったな…。たとえば?
Maiは旦那さんと一緒に生活するようになって、驚いたことってある?
シンガポールのひとたちって、洋服や着こなしにあまりお金をかけないんだなと感じていて。日本にいるときはちょっとでも外出しようとおもったら、最低限余所行きの恰好みたいなのをするじゃないですか。
なるほど、普段の生活で着飾ることにお金を使っている人は確かにあまり見ないですね。
ホーカー(屋台)に行ってご飯を食べている人たちなんて、みんなで自宅のリビングにいるくらいラフな恰好をしているじゃないですか。身なりを整えることに関しては、日本に比べるとだいぶ生活するハードルが下がったような気がします。
僕なんてもうすでにシンガポールに染まってしまって、休みの日はパジャマのような格好でホーカーに行っちゃってますね(笑)
そしてみんな同じような格好なので、だれも全く気にしていない、そのラフ感がとても好きです。

ホーカーでのランチの様子。フードコートのようになっており、500円以内で満腹になる。
あとはインテリアや工芸品、アートにもあまりお金をかけている人がいない気がします。
インテリアや工芸品は僕が見た限りなのではっきりは分かりませんが、アートに関しては街中に溢れているけど、無料のものが多いですよね。
チャンギ国際空港にあるシンボリックな滝でやる光のショーも、完全に無料。
あのクオリティのショーを、世界中の人たちが往来するアジアのハブ空港のど真ん中で、無料で1日に何回もやろうって…。その考えがすごいなと思いました。
確かにそうですね。誰しもが楽しむことができる前提なので、ある種「サービスとしてのアート」のようなものがシンガポールでは感じられますね。

チャンギ空港の中にある複合施設「JEWEL」については、以前ブログでもご紹介しましたよね。
「食」への関心の高さとSNSの戦略的な取り組みが日常に
逆に、シンガポールで暮らしていて、よく出費するようになったことはなんですか?
圧倒的に食事、外食ですね。そもそもシンガポールにいる人たちって、自宅で料理しない人がとても多い。メイドさんがいる家庭が多いので、メイドさんが料理をすることがほとんどだし、自分で料理をつくるくらいならホーカーに行った方が安くて美味しいということもあります(笑)
シンガポールでは食文化がとても大きな娯楽になってますよね。
トレンドもめまぐるしく変わるので面白い。シンガポールの「食」に特化した情報を記事にまとめたんですが、取材するのがいつもたのしくて。
本当に「食」への関心が強い方が多いです。もちろん、シンガポール人だけでなく、シンガポールに暮らす多種多様な民族の方すべてが、日々登場する新しいお店や新メニューにそそられて、お店に列をつくっている風景をよく見ます。
このまえ「HARAPECO BLOG」で特集したシンガポールのタピオカドリンクも相当な人気です。Maiは最近どこか新しいお店行きましたか?
この前、「『金田屋』という日本のラーメン屋が新店舗のオープンセールをする」という情報をSNSで知って、食べに行きました。ですが、案の定長蛇の列で、結局2時間以上並んで…(笑)
美味しかったけど、同じようにSNSの情報を見て訪れる人の多さに改めて驚きましたね。
シンガポールではSNSなどのデジタルプロモーションの影響力が強いですよね。週末に出かける先はSNSで決める、という人が多いですね。
Digital 2019 in Singaporeの調査によると、インターネットユーザーのうち、ソーシャルメディアプラットフォームをアクティブに利用する人は約420万人・人口の約79%にも達しています。
(【出典】Digital 2019 in Singapore:https://wearesocial.com/sg/digital-2019-singapore)
Facebookではよく、1つ購入すると1つおまけでもらえる『1 for 1』のプロモーションや、『〇〇〇トップ10』などのまとめ記事をよく見かけますね。
たしかにそうですね。ちょうど今週末に旦那と『1for1』をやっているバードパークに行こうかと検討していたところで。SNSのプロモーションに支配されてきてるな~と、今実感しました(笑)
『1for1』以外に、『食べに行ったらアプリに全額キャッシュバックする』というキャンペーンもありますよね。「お得」「割引」「キャッシュバック」「抽選でもれなく」などの謳い文句がつくキャンペーンは反響がとても大きいですね。

Facebookではキャンペーンの情報を見ることが多いですが、他のツールはどんな使い方をしてる人が多いですかね?
Instagramでは、口コミやフォローしている人が投稿する最新の情報をチェックする人が多い印象です。
僕自身も、Instagramで最新トレンドを把握したり、新しいお店や面白そうなイベントを検索して、週末によく出かけています。
デジタルプロモーションと同じくらい、口コミ情報も影響力がありますよね。SNSに載ってる情報って、実際よりも“盛られている”場合も多いので、「実際に行ってみたら残念」というケースもあります。
だからこそ、口コミ情報の価値が高まるのでしょう。特にインフルエンサーのブログやInstagramの情報は、日本以上に影響力がありますね。
一方で、Twitterは日本と比べて影響力が弱いように感じます。
Digital 2019 in Singaporeの調査でも、シンガポールのインターネットユーザーのうち、Facebookの利用者は82%、Instagramは59%と半数以上なのに対し、Twitterは34%。
日本はTwitterが49%、Facebookが36%、Instagramが33%。
(【出典】Digital 2019 in Singapore:https://wearesocial.com/sg/digital-2019-singapore)
一方で、日本ではTwitterが最も多い49%なのに対して、Facebookは36%、Instagramは33%です。
(【出典】Data Reportal:https://datareportal.com/reports/digital-2019-japan)
体感通りのデータで驚きました(笑)
こういった日本との違いを把握したうえで、シンガポール市場への進出を考えることができると、より戦略的なビジネス展開ができますね。

国を挙げて取り組まれる「ヘルスケア」がアツい
その他にシンガポールで暮らすようになって、出費する額が増えたことってありますか?
そうですね…。ジムやエクササイズをするために出費している人が多いように感じます。日本でももちろん、ジムに通う人も多いとは思うのですが。一時は皇居ランとかも物凄く流行ってましたよね。いまも流行ってるのかな?
Vividでも、半数以上がジムに通ってるし、みんなでMorning Yogaをやったこともありましたね。すごく気持ちよかった!
私もランニングが好きで仕事後に走ったりしていますが、グラウンドで老若男女問わずランニングしたり、ストレッチしている方の数が多く、日本では見たことない光景だなといつも感じています。
僕自身はあまりトレーニングをしない方ですが、周りを見ているとジムやエクササイズへの投資具合にはいつも感心していて…、いつも感化されます(笑)
ジムの数も多く、どこも人がいっぱい。街中でも走っている人やワークアウトをしている人をたくさん見かけます。
深刻な高齢化社会になろうとしているシンガポールでは、「健康促進」は国を挙げて取り組む重要テーマでもあるので、関心が確実に高まってきていますよね。
政府が主体となって「Active Age programme」と呼ばれるヘルスケアプログラムを推進しています。
日々の運動量が可視化されるスマートウォッチは、60歳以上の方には無償で利用できるようになりました。
(【出典】Ministry of Health Singapore: https://www.healthhub.sg/programmes/160/AAP)
アプリと連携させることで、日常生活のなかで自分の健康に関する情報に触れやすくなりますよね。
ヘルスケアについて話題になることも増え、『長く健康に生きること』への価値が上がっているように感じています。
弊社で取り組んでいる医療カンファレンス「IHCC 2020」は、そんなシンガポールで急速に存在感を増しているヘルスケアに関するコミュニティです。
シンガポールの動向だけでなく、医療先進国であるフィンランドと日本の取り組みも知ることができるので、関係者の方はぜひご来場いただけたら嬉しいです。
Vivid Creationsがコミットする「ヘルスケア」の現状~国際シンポジウム「IHCC 2020」を主催します~/IHCC 2020 – International Health & Care Collaboration

以上、「シンガポールらしさ」をテーマにした第三弾の「Vivid Dialogue」、いかがでしたか?
次回はどんなトピックで、どんな方と弊社のスタッフがお話しするのでしょうか!?
ぜひ今後ともお楽しみください。







